剣道で使う道具について解説

剣道で使用する道具には主に防具と竹刀の2つがあります。その特徴や装着の仕方などを知っておくと購入する際にも選び安くなるでしょう。初心者でも理解できるように剣道で使う道具について解説します。

防具の種類

剣道では剣道着を着たうえでさまざまな防具を付けます。装着する順番で垂、胴、面、小手の4種類があります。垂は腰や局部を保護するための防具で下腹や腰に力を入りやすいように前下がり、後ろ下がりで装着するものです。胴は脇をはじめとして胴体を保護するために装着する防具です。剣道の道具のなかでも最も目立つものであることから、刺繍などを施すこともあります。

面は頭部だけでなく突きから喉を保護するための防具です。前面は格子状になっており面紐を後ろ側で結ぶことによって固定します。面から出てしまう後頭部を覆うとともに汗を吸収する目的で手ぬぐいを頭部に巻いてから面を装着します。小手は、手の腕から肘よりも前の部分を保護するための防具です。肘側にはクッション性のある小手布団が入っています。

剣道の道具の値段はさまざま

剣道の道具には、このほか、竹刀を収納する竹刀袋、防具一式を収納する防具袋などもあります。剣道の道具は革や人工皮革などが使用されることもあり、ミシンを使用して大量生産ができるものと職人が一針ずつ手刺しして制作するものによって価格も大きく異なります。

竹刀の種類

剣道で使用する竹刀にはさまざまな種類があります。使用される竹の材質の違いや長さ、形の違いなど細かく分類すればきりがないほどです。竹刀を選ぶ際には素材や長さも大切ですが、それ以上に重心がある場所や柄の部分の握りの形状がポイントとなります。

一般的に普及している竹刀は、重心が中心あたりにあり、全てにおいてバランスが良くつくられているものです。大量生産されているので安価で買い求めることができますが、実力が向上するにつれて自分に合ったこだわりが強くなるので、使いやすいものを選ぶ必要があります。

素材の違い

普及型の竹刀には繊維が多く硬い「桂竹」が使用されていることがほとんどです。海外から輸入された竹を煮沸して乾燥しているため、油分が抜けてささくれができやすい特徴もあります。

「真竹」は、硬さとともに柔軟性に富んでおり、耐久性が高いのが特徴です。試合用として使用されることも多く価格も高めです。炭素素材を使用した「カーボン製」のものもありますが、価格が高い割には打突音に劣るため試合ではほとんど使用されません。

まとめ

剣道で使用する道具には、竹刀のほか剣道着、防具、防具入れなどがあります。種類やレベルもさまざまなものがあるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。当店ではバラエティに富んだ武道具を揃えているので、こだわりを持って選ぶことができます。