武道の歴史と今後の展望について

古い歴史をもつ日本の武道は伝統的な古武術から発展したものです。人を殺傷したり、制圧したり技術を磨くだけでなく、修練を通して心身の鍛錬を図り人格の完成を目指すことが目的とされています。日本の武道の歴史と今後の展望について説明します。

武道の歴史

日本で武道が成立したのは江戸時代に入ってからと言われています。それまでも武術として人を殺傷したり、己の立身出世のための芸となったりすることはありました。しかし、武士階級の教養のひとつとして確立したのは江戸時代になってからです。古来の精神文化と融合して独特の「道」が誕生しました。

明治時代に入って身分制度が完全に撤廃され、武士社会が崩壊すると剣術を中心とした武道が民衆の間に文化として広く普及します。様々な武術に「道」をつけることによって、
精神面を重心するとともに西洋のスポーツの要素も取り入れるようなったのです。現代では武道競技として確固たる地位を築き上げています。

武道の種類

広義での武道は西洋スポーツも含めて様々なものがありますが、日本で一般的に武道と呼ばれるのは9種類です。柔道、剣道、弓道、相撲道、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、柔剣道が武道と呼ばれるもので、相撲に道が付いているのも興味深いことです。柔剣道は警察の逮捕術の訓練にも用いられているものです。

武道の今と今後

グローバル化の進展とともに改めて日本の伝統文化を尊重する動きがみられています。2012年4月からは学習指導要領により、中学校保健体育科においてダンスとともに武道が必修化されています。武道は相手に打ち勝つ競技性の高いものである一方で、わが国固有の文化や伝統に直接触れられるものでもあります。

技能や技術を身に付けるというよりも武道の伝統的・文化的特性を教育することに重点が置かれています。しかし、昔と比べて外遊びの経験や体力不足が指摘されている現代では、ケガや暴力的になるのではと危惧する保護者の声もあります。

最近では、ブラジリアン柔術やジークンドー、USA修斗やカリなど、続々と新しい武術が日本に入ってきています。武術、スポーツとしては今後も大きな広がりを見せることでしょう。しかし、己に打ち勝つこと、礼儀を重んじることを基本とする日本の武道は、別次元のものとして今後も継承されていくことでしょう。

まとめ

柔道や剣道、弓道や空手道など、日本には古い伝統と歴史を誇る様々な武道があります。精神面を重視する武道は、心の在り方も学ぶことができることから現在では、義務教育においても取り入れられています。当店では様々な伝統的な武道を気軽に始めることができるよう、豊富な武道具を取り揃えています。