選ぶべきポイントはここ!柔道・合気道などの道着について

柔道や合気道といった武道は、戦国時代や戦乱の世において、武術として有効性のある攻撃手段として活用されてきました。戦乱の世から平和な時代になるにつれて、武術は攻撃手段ではなく、高い精神性の中で心身ともに鍛える「武道」として昇華されるようになりました。今回は柔道や合気道での道着を選ぶ上で、抑えておくべきポイントを説明していきたいと思います。

柔道着・合気道で必要なもの

柔道はオリンピック種目にもなっており、日本では国技とされているので、根強い人気がある武道だといえます。また武道において、柔道は必修化されてきており、学校教育にも取り込まれてきております。そんな柔道において、必要なものは道着と帯の2つだけとなります。合気道も同様に道着と帯さえあれば、すぐにでも始めることが可能となります。

道着の選び方

道着は相手と組み合った際に、強い力で襟袖などを引っ張ったりするので、耐久性に優れている必要があります。道着を選ぶ基準としては生地が厚く、丈夫で耐久性に優れていることが重要となります。二重織の道着は本格的に柔道や合気道を行なう方向けであり、一重織は学校教育用として使われています。
正式な大会に出場するのであれば、IJF規格に沿った道着を購入しなければなりませんので、事前に色々と調べておく必要があります。

道着の質感

道着は丈夫で厚いだけで選んでしまうと、摩擦や擦れによって、肌を傷付けてしまうおそれがあります。昔の道着はごわつき感があり硬く、着にくいものが多かったです。最近では敏感肌用の道着が出ております。肌触りや生地の滑らかさにもこだわった道着がありますので、自分の肌質に合ったものを選ぶのも大切です。

柔道と合気道での道着の違い

合気道の道着は柔道着とほとんど違いはありませんが、細かい違いが4点ほどあります。
手首を掴む技が多いので、袖が短めとなります。
合気道は膝をついた状態で繰り出す技があるので、あらかじめ膝の部分が厚め・長めの補強がされています。
柔道のように襟を使う技があまり多くないので、襟が薄めに作られていることがあります。
合気道の有段者は袴を履きますが、袴の下から道着のズボン(股下)が見えると格好悪いので、裾を短めにしている場合もあります。

まとめ

道着を選ぶ際には耐久性や肌触りといった着心地も基準にする必要があります。また洗濯をした際、縮むことを考慮しつつ、サイズ感を合わせるのも重要です。生地の伸縮性を確認し、動きやすい道着でなくてはなりません。自分に合った道着を選び、健全に柔道や合気道を行なうようにしましょう。